「エンディングノートって何?」「どんなことを書けばいいの?」など、興味を持っていても具体的にどうすれば良いのか分からないという方も少なくないでしょう。そこで、エンディングノートの書き方についてご説明します。
エンディングノートの書き方
まず、エンディングノートとは、自分にもしものことがあった時残された人に伝えたいことをまとめるノートのことです。
もちろん、普通のノートに書いても良いのですが、市販のエンディングノートにはあらかじめ必要な項目が整理されているので書きやすくなっています。
エンディングノートにある項目
- 基本的な自分の情報(名前、生年月日、血液型、かかっている病気など)
- 自分史(自分がこれまで生きてきた記録など)
- 財産について(預貯金、株などの有価証券、不動産など)
- 保険や年金について
- 葬儀やお墓のこと
- 介護、告知、延命治療、献体について
- 大切な人へのメッセージ
エンディングノートは
終活の第一歩
残された人が困らないために残しておくものになるので、特に金銭のことは包み隠さずなるべく具体的に書いておく必要があります。
「自分だけが知っている」では困ってしまうことも少なくありません。ただ、自分自身にも整理してみないと分からないことが多い場合が少なくありません。エンディングノートに少しずつ書いていくことで少しずつ終活についても考えていきましょう。
もし、負債がある場合はそれも書いておく必要があります。何故なら、ご家族が相続を放棄できるのは3ヶ月までだからです。大きな借金を家族に背負わせるようなことにならないためにも、必ず明記しておきましょう。
パソコンに保存する
連絡先名簿などをパソコンやタブレットに保存している方も少なくありません。この場合、パスワードが分からなければ誰にも開くことができません。エンディングノートにパスワードを記すなど、分かるようにしておきましょう。
ご家族への感謝の手紙
エンディングノートに感謝の言葉を書いても構いませんが、必要な情報と気持ちの部分は別々に残した方が後々整理がしやすくなります。さらに、お手紙を届けたい相手が複数人いる場合、1人ひとりに手紙を書いた方が喜びも増します。